2025年5月10日(土)に「志和のお散歩旅」というイベントを開催しました。
しわのわのInstagramで告知を行ったところ、広島県内から計6名の方が参加くださいました。
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志和堀地域センターに集合して、お散歩旅出発!
志和堀地域センターに集合して、参加者の皆さんとしわのわスタッフそれぞれ自己紹介を行い、お散歩旅に出発します。
茅葺き屋根の図書室「ほたる荘」へ
まずは、志和堀にある茅葺き屋根の図書室「ほたる荘」に向かいました。
「ほたる荘」は、茅葺き屋根の古民家をリノベーションした私設図書室です。様々なジャンルの本や漫画があります。
また、「ほたる荘」の蔵に、「つくれば工房」という工房が併設されています。
つくれば工房は、電子工作やLED手芸など、「ほぼ何でも」自分で自由に作るものづくりの場所です。
また現在、ほたる荘の北面の葺き替えを行っています。
今回使用している茅束はすべてほたる荘のある志和堀とその周辺で刈ったものです。
地元の方をはじめ多くの方が茅刈りに参加してくださっています。
国の登録有形文化財の「時報塔」へ
次に国の登録有形文化財である「時報塔」へ向かいました。
この時報塔は、1922年に「定時励行」を目的に建設されました。「定時励行」とは、「決められた時間を守って行動すること」という意味です。
時報塔には、「定時励行」以外に「時ハ金」「時間節約」という文字も書かれています。
当時は、鐘を鳴らし時間を知らせていましたが、現在はサイレンで時間を知らせています。
「ホタルの宿自然学校」へ
次に「ホタルの宿自然学校」へ向かいました。
「ホタルの宿自然学校」は、志和堀にある里山暮らしを体験できる自然体験施設です。
茅葺屋根の建物の中には、昔ながらの囲炉裏があります。
また、五右衛門風呂もあり、ここから薪を入れて火をおこし、お湯を沸かします。
「旧千代乃春酒造」へ
次に向かったのは、「旧千代乃春酒造」。
「千代乃春酒造」は、寛延2年(1749)に創業し、平成21年(2009)廃業した酒蔵です。
江戸時代に建てられた茅葺の主屋が外から、はっきりと見えます。
「旧千代乃春酒造」は、日本酒醸造関連遺産として、経済産業省の近代化産業遺産に登録されています。
「志和堀小学校」へ
次に、現在は閉校している「志和堀小学校」に向かいました。
「志和堀小学校」は、2019年3月に西志和小学校と統合し、閉校となり、その後、西志和小学校も2022年3月で廃校し、東広島市立西志和小学校と統合し、東広島市立志和小学校に再編されました。
「志和堀小学校」は、現在、茅葺保全活動の拠点として、地域で刈った茅の保管場所として使用されています。
「むささびの森」でランチタイム
「むささびの森」は、子どもが山などの自然に親しめるイベントを多く開催している場所です。
今回の「志和のお散歩旅」では、「むささびの森」をランチ会場としてお借りしました。
「むささびの森」の紹介とランチの準備をしてくれた、しわのわメンバーの紹介。
自然の中で食べる、地域の食材がふんだんに使われた豚汁とおにぎり!みんな大満足でした。
「志和のお散歩旅」に参加いただきありがとうございました!
しわのわ初の試みであった「志和のお散歩旅」。
参加者の皆さんに志和について興味を持ってもらうことができて良かったです!
今後も、このような企画を行っていきますので、ぜひお楽しみに!